帰国後、通信制大学院への進学という選択について

大学院

こんにちはすぎっしゅ( @sugisshu )です。

通信制大学院という選択肢を考えたことはありますか?

わたしはJICA海外協力隊員としての活動を終えて帰国したあとに、大学院へ入学しました。その意図としては「ウズベキスタン共和国で感じた社会課題を、解決したい」と考えたことにあり、それが初発の問題意識となっていました。そして進学先に選んだのは、通信制大学院でした。

今回は通信制大学院の実情と、メリット・デメリットについて書いていきます。

はじめに: 大学院ってどんなところ?

大学院とはどんなところでしょうか?

一般的に大学院というと、「大学で4年間学び、さらに研究を深めたいひとがいくところ」という認識があると思います。大学院を端的に説明すると「論文を書くところ」であり、なにかを学びにいくところではありません。なので、大学院で新たしいことを学びたいという初発の動機があったり学びのプロセるを辿ることはあっても、「受け身」で学んでいたのではなにも身につかないのが大学院というところです。

学校によって多少の違いはあれど、基本的には「書く作業」が付きまとうのが大学院というところです。

学部からの延長で大学院へ進学をするひとも多くいますが、大学院とは研究機関です。

通信制大学院とは?

通信制大学院について整理してみます。

通信制ということは、通学をする必要がないということになります。新型コロナウィルスの影響が世界中に拡がっている昨今、自宅にいながら学べる環境は、整いつつありますね。インターネットを使って、スクーリングや論文指導を受けられるのが、通信制大学院です。

通信制大学院では、学部からの進学が少数派で、ほぼ全員がなんらかの社会経験を積んだ上で、学び直し・研究を深めたい意志を持って進学しています。

通信制であることのメリット

メリットは、いつでもどこでも学べることです。

わたしもはじめの頃は、医療系専門職としてフルタイムで勤務しながら研究活動を進めていました。働きながら研究の時間を捻出することはなかなかに大変なことではありましたが、このご時世にフィットした学び方だと感じていました。

わたしが学んでいた研究科は、近年、日本国内でも増えてきている「通信制大学院」の祖といえる大学に属しています。所在は国内ですが、教授陣はみな国際的に活躍されている方々ばかりでした。

同期生の所在地は、フィリピン、シンガポール、スリランカ、セネガルなど多様で、彼・彼女らの経歴もJICA職員、国際機関勤務などパンパではありませんでした。わたしが住んでいたウズベキスタンや協力隊員としての活動実績も、また注目されていたように思います。

通信制であることのデメリット

デメリットとしては、対面ではないので、レスポンスよく研究や進捗の相談ができないことです。

しかしこの点については、昨今オンライン化が進んでいることもあり、リアルタイムに近い状態で情報交換をすることができます。

わたしの在籍していた大学院では「大学院オンライン掲示板」が設置されており、各々のゼミでのディスカッションが、オンラインで繰り広げられてました。

デメリットにどのように対処しているかも、大学院を選ぶ基準だと思います。

日本国内の通信制大学院一覧(2023年3月時点)

2023年3月時点での、日本国内に所在地のある通信制大学院を一覧にしますね。

東北福祉大学 通信制大学院

東京福祉大学 大学院 通信教育課程

人間総合科学大学 大学院 通信制

聖徳大学 通信教育部 大学院

帝京平成大学 通信教育部 大学院

放送大学 大学院

日本女子大学 通信教育課程 大学院

日本大学 大学院

明星大学 通信教育部通信制 大学院

桜美林大学 大学院

ビジネスブレイクスルー大学院大学

帝京大学 大学院

名古屋学院大学 大学院

日本福祉大学 大学院

京都造形芸術大学 通信制教育大学院

佛教大学 通信教育部 大学院

京都産業大学 大学院 通信教育課程

高野山大学 大学院 通信教育課程

吉備国際大学 大学院 通信制

倉敷芸術科大学 大学院通信制

東亜大学 通信制 大学院

九州保健福祉大学 大学院通信制

以上が国内に所在のある通信制大学院一覧です。

ご応募の際には必ず大学のWebページなどから募集要項をご確認ください。

まとめ: メリット・デメリットを踏まえて選択する

以上が「帰国後、通信制大学院への進学という選択について」でした。

オンラインでのインフラが整いつつある昨今、通学ではなく、通信制大学院という選択肢を考えてみてはどうでしょうか?

この記事でご説明したようなメリット・デメリットを踏まえて考えてみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

これであなたも大学院生。

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