学術論文を数多く読み込むことが近道である

大学院

こんにちはすぎっしゅです( @sugisshu )。

論文を書くためには、新書などの一般書籍ではなく学術論文を読みましょう。

わたしが大学院で書いた論文はどちらかというと文系の領域であり、それまでの専門分野(医学)とはまったく違ったため、お作法や論文の調べ方がわからずかなり苦戦しました。そして結論として、数多くの学術論文を読むことが近道であったと思い至りました。

その理由は3点あります。

はじめに: 学術論文を読むべき

はじめに、論文を書くときにかならず考えることは、いったいどれくらいの数の文献・研究を当たればいいのか?ということと、どんな種類の論文を読めばいいのか?ということです。

なにも考えずに片っ端から新書を読み漁っていっても、Research Question(研究課題)はみつかりません。論文を書くということは、研究課題を明確にしそれを証明していく作業ですから、読むべきは一般的な新書ではありません。

まずは、学術論文をできるだけ多く読み進めましょう。

書籍化されてないものを選ぶ

書籍化されているものはすでに証明されている・普遍的なものである可能性が高いです。

書店などでまず目につきやすいのは、新書だと思います。

しかし新書は「売るため」に出版されている商材ですから、誇大広告になっていることがあります。

「これを読めば人生が好転する!(芸能人: 個人の見解です)」

などの帯広告を見かけますが、このような書籍は学術的論拠にはなりえませんよね。

エビデンス(論拠)を定める

新書は、筆者の考えや思想が織り込まれているので、論拠とは言いがたいです。

論文を書くためには必要十分なResearch Question(研究課題)を設定し、それを明らかにする必要があります。出版会社の編集者による校閲・校正があるとはいえど、ざっくばらんに書かれた人気の新書を、論拠とすることはできるだけ控えたほうがいいです。

とはいえ、研究領域全体を見渡すための航海図のような使い方はできるので、数多くの文献を読むことが大切といえます。

その積み重ねが、エビデンス(論拠)の地固めをしてくれます。

お作法や航海図を知ることができる

学術論文を読むことで、前例に学ぶことができます。

学問の世界は限りなく広く、想像よりはるかに深いです。

わたしも専門職として10年のキャリアがありますが、分野が変わると、これほど難解かと驚きました。

そして文系理系問わず、論文のお作法を身につけなければなりません。

先行研究となる論文を数多くあたることで、そのお作法や学術領域の航海図を知ることができます。

まとめ: はじめに学術論文を読む

以上より、質の高い論文を書くためには、数多くの学術論文を読むことが大切です。

一般の新書を読むだけでは、専門的な論文を書くことはなかなかできません。

それは筆者の拡張解釈があることによって、論理が飛躍するからです。

このような理由から、書籍ではなく論文を読むことが大切といえるでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

これであなたも研究者。

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