英語論文を読むためにIT技術を駆使するのがおすすめ

大学院

こんにちはすぎっしゅです( @sugisshu )。

英語論文を読むときにはどのようにしたらよいでしょうか?

例えば、日本語で書かれているものでも「論文」といわれると少し難しいようなイメージがついてしまいます。それが専門分野の「英語論文」になると一層難しさを感じてしまいますよね。入学前はわたしもそう感じていましたし、いまでもそうです。

今回は英語論文を読むときにはどうすればよいか?についての具体的な方法について述べたいと思います。

結論としては英文を「すべてを読まないこと」が重要といえます。

わたしの語学レベル

はじめにわたしの語学レベルについて記載しておきます。これを参考に、取り組み方を適宜変えてみてください。

●TOIEC:400/990(2014年受験)

●IELTS:Overall 4.5(2019年受験、大学卒業レベル程度、TOIEC換算 500~550)

●フィリピン短期医療英語留学(3ヶ月)

●ロシア語短期留学(1ヶ月)

●ウズベク語業務レベル(JICA海外協力隊で2年間使用)

英語の語学力に関しては、大学院への入学時点では「大学生レベル」といった感じです。基本的な読み書きはできて聴けるが、速度は遅い方だと思います。医療や国際協力、社会科学など特定の分野の英語も、ある程度はできるといったレベル感でしょうか。

2014年の協力隊派遣前は400/990くらいでした。

英語論文をどのように読むか

さて、英語論文をどのように読むか?ということですが、わたしのレベルだと「日本語に翻訳したほうがわかる」といった具合です。英語論文をそのまま理解できる・書ける、というレベルではありませんでした。本来的にはこれくらいのことであればスラスラできるレベルの方が、良かったのでしょうけど。

そこでやったのが「パラグラフごとに読む」ことです。

論文には、それぞれの分野ごとに決まった型があります。学術論文であれば査読がされているでしょうから、基本的には決まった型があるはずです。

●序章(Introduction)

●方法論、分析枠組み(Framework)

●結果、結論(Conclusion)

●議論(Discussion)

などの順序になっていると思います。この書き方は分野ごとに違うので、先行研究より探してみてください。

これらの順序がわかっていると、英語論文の構成がわかるので読むべきポイント・訳すべきポイントがわかります。

ITの力を活用する

自分の力ですべて訳して読むことができればそれがいちばんよいのですが、せっかくITの力を使える時代なので、使えるものは使った方がいいというのがわたしの立場です。よく使った翻訳ツールを列挙します。

●DeepL:学術論文の翻訳の精度が高いです。せっかくなので有料版を使う方がいいかと思います。

●Google翻訳:Google検索で「翻訳」と検索すると入力窓が出てきますね。字数に上限がありますが、簡易的には活用可能な技術かと思います。

●Word翻訳:わたしはこれをいちばん使いました。論文の文章をコピペしてWordに貼り付け、ナビゲーションバーから「翻訳」を押します。翻訳元の技術としてはMicrosoftだと思います。

ほかにも色々サービスがありますから、ご自身の使いやすいものを選んでください。

重要なところは必ず訳し直す

全体的な翻訳作業は上記のような技術を使うことで可能なのですが、そのなかでも引用したい・参考にしたい部分いついては必ず、ご自身で訳しなおしてください。

というのもIT技術が発達したといっても、まだまだ翻訳ミスが多いです。また引用する場合には、「原点に忠実な表記」が求められますから、文脈を理解する必要があるわけです。

例えばわたしが研究対象としていた「障害(Disability)」は分野によって扱われ方がまったく違います。社会科学系の理解なのか、または工学系の文脈なら、障害の理解も異なりますよね。なので重要な部分については、きちんと訳しなおしてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

これであなたも英語ネイティブ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました