退職後の社会保障を考えてみる

大学院

こんにちはすぎっしゅです( @sugisshu )

2022年3月に前職の訪問看護事業所を退職し、5月31日現在で丸2ヶ月間の休職期間となりました。理由は過去の記事でもお伝えしているように、コロナ禍で仕事が辛くなってきたことや凍結被害による家財破損や多額の出費、また大学院の留年が重なったからです。それらの負の連鎖を断ち切るべく、人生の大きなウエイトを占めていた仕事を辞めることにしました。

知人に報告するなかでは当然、賛否両論でしたが、おおむね好意的に受け入れてくれるひとが多かったように思います。「次はどんな挑戦をするの!?」なんてコメントをくれるひともいました。

在職時には気がつかなかったのですが、実はいろいろな社会保障の制度があるなぁ、と感じています。むしろこれまではこういった社会保障を担う形で働けていたんですよね。

なんとなく我々が「働き続けなければならない」と焦燥感に駆られる原因は、仕事を辞めたら給与がなくなること、お金が減っていくことを恐れているからではないでしょうか?

生きることにはお金がつきまとうものです。実は日本には、働けなくなってもお金をもらえる制度があります。それが雇用保険・失業給付であり、社会保障のひとつになります。

ここで退職後に受けるべき社会保障についてメモしておきます。

実体験に基づくものですが、これから仕事を退職するにあたって不安を抱える皆さんの助けになれればと思います。

雇用保険を利用できる条件とは

6ヶ月以上雇用されていた場合に、職場からかけてくれるものです。給与明細書から毎月1,000円未満の天引きはありませんか?これが雇用保険の掛け金になります。

雇用保険の受給要件は、掛けられていた期間が10年以上か10年未満かで差が出てきます。

失業保険

就労時に雇用保険をかけていた場合、失業保険を受けられます。

最後に雇用されていたときの給与や、雇用保険を何年間かけていたかによって受給日額が変わってきます大きな境目は10年だそうです。

通常、待機期間なども含めて3ヶ月程度で支給が始まります。

職業訓練校

職業訓練校で受けられる訓練は、ハロートレーニングと呼ばれているものです。上記の失業給付をいち早く受けるために活用できるのが、職業訓練校に通うことです。

通常、手続きから3ヶ月後から支給される失業給付ですが、指定の職業訓練に通うことで、失業保険による給付を少しだけ早く受けることができます。またその際の交通費も支給されるみたいです。

住居確保給付金

貯蓄や資産の状況によるのですが、家賃の支払いを滞りなく行えるように、住居確保給付金という給付金を申請することもできます。生活保護世帯の基準で36,000円です。

金額はその自治体の不動産相場によるとは思いますが、札幌市では「ステップ」と検索すれば出てくると思います。

ハローワーク(公共職業安定所)

退職したらいちばんはじめに行くところです。ここで「雇用保険受給者証明書」を発行してもらったり、就職活動していることを証明するために定期的に通うことになります。

再就職支援相談窓口もあり、担当の方が、親身になって話を聞いてくれます。退職したひとというのはなにかしら心のキズを負っていますから、話を聞いてくれる担当者の存在はありがたいです。

各種給付金

自治体によって申請すればもらえるお金があります。わたしが利用したのは「住民税非課税世帯等に対する臨時給付金」です。公にはされていなかったと記憶しているのですが、札幌市役所に電話して、簡単な質問(現在の収入状況など)についての質問に答え、翌月に10万円の振り込みがありました。

などなど、いろいろな社会保障があります。

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