【蜂に刺された】こんなときどうする?~ウズベク人、Дさんの場合。

ウズベク人の話

アッサローム・アライクン、YUJI( @sugisshu )です。

夏真っ盛りのウズベキスタンは、日中の外気温50度を軽く超えてきます。

しかし、50度といっても湿度が低いため、低温のサウナに長時間入っているような感じ。日本で50度を記録したら気象災害および人的被害が起きそうですが、湿度の低い中央アジア圏の現地人たちは、環境に見合った方法でうまく生活しているようです。

ところで、みなさん突然ですが……。

先日、蜂に刺されました

事件現場はフェルガナの隣町、クワソイの避暑地へ向かうタクシーのなかでした。タクシーのなかであれば虫関係は大丈夫と、安心しきっていたところ、突如右腕に文字通り針が刺したような激痛が!!!

大きさは2cmほどのちいさいものでしたが、あれは紛れもなく蜂でした。

昨年の3月に赴任し、最初の夏を穏やかに過ごせるわけもなく、昨年度は通算7回は蜂に刺されています。それぞれ事件現場は、自宅の台所、配属先病院の運動療法室など。そう、ウズベキスタンは自宅であれど、安心して時間を過ごせるわけではないのです。

そして、蜂に刺されたというとやや語弊があるかもしれません。ウズベキスタンの蜂は、触れただけでその部分に毒を盛るのです。このフェイクに何度となく痛い目を見ました。

具体的な症状は、罹患部分を中心として初期症状は痛み、痺れにはじまり、翌日には猛烈なかゆみと腫れが生じます。症状は約1週間みればおおよそ完快しますが、その以前にスズメバチ等に刺されたことがある場合は、アナフィラキシー・ショックを起こす可能性もあります。

かかりつけの病院がある場合にはすぐに行きましょう。

ウズベク人に対処法を聞いたら……

わたしの右前腕が蜂に刺された直後、乗車していたタクシーの運転手が蜂を指で潰し、

「もう殺したから安心してくれ」と頼もしい一言。

刺された右腕を早く直す方法はありますか?

と、困り顔で問いかけたところ、彼は待っていました!と言わんばかりの表情でこう言い放ちました。

「トマトを傷口に塗りなよ。」

トマトを切って塗ると治る?

蜂に刺されたら、罹患部位にトマトを塗れば治るの?

当初の目的であるクワソイの避暑地にたどり着き、半信半疑で運転手の言うとおりにトマトを塗ってみました。

すると、30分後……

腫れがひいた!!

ウズベク人の生活の知恵を拝借したような気持ちになりました。

ジャガイモでも代用可能?

尚この方法は、トマトではなく、ジャガイモでも代用可能なようです。

ジャガイモの場合も半分に切って、切り口を傷口にあてがい、30分待ちます。

なんと、この方法でおでこの虫刺されがひいた!と嬉しそうに話す先輩隊員。

だけど腫れがひいた理由はなんなのだろう.…..

トマトやジャガイモの成分が、解毒作用をもつとは考えにくいし。わたしの持つ知識ではこの理由を解明できませんでした……

さっぱりこれが最強

しかしトマトで腫れがひいたと思いきや、その夜には再び腫れだし、病んで寝付けないような状態になってしまいます。トマトやジャガイモを使った方法は、応急処置的には良いでしょうけど、その効果は長続きしないようです。

自宅でキンカンを発見!

やはり日本製のコレが最強でした。

中央アジア圏および虫に食われやすい地域へ旅行予定のかたは、おひとつどうぞ。

余談です

余談ですが、タイトルの”Д”はキリル文字で、発音は”D”とほぼ同じです。

よく顔文字で使われるこの文字、旧ソ連圏では日常生活で頻繁に出くわします。なんだかニヤニヤしてしまいますね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

これであなたもウズベク人。

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