北の国からこんにちはすぎっしゅ( @sugisshu )です。
わたしは2015年から2017年までの2年間、中央アジアのウズベキスタンで青年海外協力隊員として活動していました。
ウズベク語は日本で広く学習されている言語ではなく日本語と対応している学習教材が非常に少ないことや、既に絶版になっているものもあり手に入りにくいんですね。
今日の記事では、
オススメのウズベク語関連書籍
を紹介します!
Contents
はじめに:ウズベク語は「未知の言語」。
冒頭でも紹介しましたがわたしが学習したウズベク語はいわゆるマイナー言語であり日本で広く学ばれている言語ではありません。それゆえ学習教材もすくなく、一般の書店なんかではほとんど手に入らないんですよね。
わたしは協力隊の合格通知をみたとき、
「ウズベク語……なんだこの未知の言語は……。」
と思っていました。
いまではインターネット通販の利用者も増えたので、買うためにわざわざ店舗を渡り歩くなんてこともしなくて済むようになりましたが、それでも最大手のAmazonにも取扱いのないものもあります。
今日の記事では、
ウズベク語の学習難易度
ウズベク語の勉強方法
ウズベク語の学習教材
についてまとめていきます。
ウズベク語の学習難易度
さてウズベク語の学習難易度にかんして最初に説明しておきたいと思います。ウズベク語はテュルク語系言語であり、文字は”キリル文字”です。
”キリル文字”はなかなか聞かない言葉だとは思いますが、ロシア語などで使われており、例えばサハリンに近い北海道では街中の青看板に使われていることもあります。意識しないレベルで日本人の生活に溶け込んでいる、意外と身近な文字なんですよ。
わたしは言語学の専門家ではないのではっきりとしたことは言えないのですが、
「ウズベク語の学習はけっこう簡単。」
です。
なぜなら文法や表現方法が日本語とほとんど同じであるため、単語さえ覚えてしまえば、なんとなしにコミュニケーションができてしまうからです。
ウズベク語ができなすぎて語学訓練所で半べそかいていたわたしがウズベク語で2年間生活し、仕事をこなしてきたのだから間違いありません。同じくキリル文字を使う言語であるロシア語と比較すると、その難易度は雲泥の差ですね。
ウズベク語の勉強方法
日本でウズベク語を学ぶことができるのは東京外国語大学や大阪大学などの一部の学習期間だけであり、そこの大学を狙っていく、もしくは単発の語学セミナーに参加するしかないようです。音声テキストも少ないですし……。
学習手順はそれぞれ得意なやり方を試しているのがいいと思いますが、
①聞く(Listening)
②読む(Reading)
③書く(Writing)
④話す(Speaking)
の学習手順を踏めば間違いなく上達していくでしょう。
言語学習の基本的なステップですね。
続いて日本で手に入るウズベク語関連書籍を紹介していきますね。
日本でも購入可能なもの。
現地にいくまえにある程度参考書を手元に用意しておきたいですよね。
わたしが「これは使えそうだ!」と感じたウズベク語関連書籍を紹介していきます。
ウズベク語語彙本3000語/5000語/9000語
【特徴】
・単語帳
・場面ごとに単語が並んでいる
・学習レベルに応じて3000~9000語に分かれている
・すべてラテン文字表記
・辞書的には使いにくい。
わたしはこの書籍をJICA駒ヶ根訓練所在籍中にAMAZONで購入しました。厳しい語学学習にまいばん涙していたとことろ友人の紹介で出会ったこの単語集。常に落第スレスレだったわたしに一筋の希望の光を与えてくれました。
CD BOOK はじめてのウズベキ(スタン)語
【特徴】
・シーンに応じた単語、フレーズ集。
・CDを聞きながら音声学習可能。
・すべてラテン文字表記。
・間違ったつづり・記述が多い。特に発音のカタカナ表記。
まず手に取ったときに感じた違和感は”ウズベキ語”の表記がまかり通っているところ。ウズベク人が主に生活で使うのは”ウズベク語”であり”ウズベキ語”ではない。これは形容詞の用法を間違えている。
そして、レビューにも書かれているように多数の間違い表記があります。それでもウズベク語を音声から学べる教材は少ないため、初学者用としては良いのかもしれないですね。
ウズベク語初級ーウズベキスタンへの招待
【特徴】
・数少ないウズベク語の文法便覧。
・珍しいラテン文字表記。
・会話のシーン別に学べる。
・既に絶版となっており高額。
数少ない日本人の作成した文法便覧で、キリル文字表記の良書。わたしの手元に一冊だけあるが、基本的には入手困難と思います。また筆者の伊達秀は、経歴をみるとおそらくリハ関連職種ではないかな。
どこか親近感を覚えます。
地球の歩き方 中央アジア
D15 地球の歩き方 中央アジア サマルカンドとシルクロードの国々 2017~2018
- 作者: 地球の歩き方編集室
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド・ビッグ社
- 発売日: 2017/06/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
【特徴】
・おつもおなじみ地球の歩き方。
・巻末にウズベク語の挨拶や数字の数え方が掲載されている。
・ロシア語やタジク語との対応も確認できる。
いつもおなじみの地球の歩き方は巻末のにその国で使われる言葉の簡単な単語集・フレーズ集が掲載されている。タシケントやサマルカンドの観光情報も掲載されているため、個人的には旅行程度の会話であればこの一冊で十分。
※ちなみに2017~18年度版には伝説の協力隊員M氏の投稿が掲載されているとか……
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