マガンダン・ハポン、YUJI(@wish_yama)です。
わたしは今セブ島医療英語特化の語学学校HLCA(ハルカ)に留学しています。先日、海底を歩く民族と言われている”バジャウ族”のコミュニティを訪れました。バジャウ族の人たちは海の上で生活し、国籍を持ちません。そんなコミュニティにひとり入り込んでいった日本人がいました。
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- はじめに
- バジャウ族ってどんな民族なの?
- バジャウ族と暮らす日本人・松田大夢くん
- バジャウ族体験ツアーに参加しました
- 入村からの写真集
- バジャウ族の女性と結婚した彼のいまと今後
- 気になる彼の収入源
- 今日のまとめ
Contents
はじめに
わたしが留学している医療英語特化の語学学校HLCAでは様々なメディカル・ミッションを経験させてもらえます。看護師免許を所持する代表の海仲由美さんはセブ島内の多方面にコネクションをもつ若き実業家。セブ島の日本人コミュニティに参加するとその名を知らぬものはいないというほど有名人です。
▼6月はじめの週に保健センターで妊婦体操を教えてきました。
【セブ島留学】セブ島の保健センターで妊婦体操を紹介したら、食いつきがハンパなかった件について。 – YUJImedia.com
▼スラム街での炊き出しボランティアにも行きました。
【セブ島留学】これがスラム街の現状。セブ島で週末炊き出しボランティアをしてきました。 – YUJImedia.com
そんなHLCAから新たに入ったミッションが”バジャウ族との交流”でした。
バジャウ族ってどんな民族なの?
そもそもバジャウ族ってどんな民族なの?気になりますよね。
YOUTUBE先生の力を借りて少し調べて見ました。
バジャウ族の人たちは俗称”リアル半魚人”なんて呼ばれています。彼らがそう形容される由来は、住居を海の上にもち生活を営み、水深20mまで潜って海底を歩くことができるからです。水深20mなんて並大抵の人ができることではありませんよ。わたしもジンベイザメと泳げる”オスロブ”で挑戦してみましたが5m程が限界でした。
▼ジンベイザメと泳いだ記事はこちらです。
【セブ島留学】セブ島の南端で世界最大の魚”ジンベイザメ”とツーショットを撮ってきた【週末バカンス】 – YUJImedia.com
もともと陸での生活圏を持たないのでマレーシア・フィリピン・インドネシアあたりの海域で生活をしていました。そして海の幸で自給自足を行なっている彼らには国籍がないそうです。
わたしが今回訪問したコミュニティはセブシティの南に位置する”マンバリン”という地域に暮らしているバジャウ族の村でした。
バジャウ族と暮らす日本人・松田大夢くん
(松田大夢くん)
そこでバジャウ族の奥さんと暮らす日本人が松田大夢くんです。彼は昨年末にこの村で結婚式を挙げたという超ツワモノ。バジャウ族のコミュニティで行われる結婚式は、めちゃくちゃお金がかかるらしいんですが、その資金をブログ記事でカンパしたというのもまた驚きです。
▼松田大夢くんのブログです、めっちゃ面白い。
【報告】突然ですが俺、バジャウ族の女の子と結婚します – ?松田大夢のクソバカ地球滞在記?
若干20余歳の彼がバジャウ族の女性”シャイマさん”と結婚を決めた理由はほとんど”勢い”だったそうです。大夢くんの一目惚れしたシャイマさんが家族の都合で別の島に引っ越してしまう。それを引き止めるためには結婚が彼にとって最良の選択肢だったそうな。
日本によくいる嫁の尻にしかれるような男になることも絶対にありません。
我儘に自分勝手に生きるそんな俺を、きっと嫁がうまくサポートしてくれるはずです。
俺は地球人ですから。
(松田大夢のクソバカ地球滞在記より引用)
かっこいいぜ……
そんなバジャウ人の奥さんと松田大夢くんの暮らすコミュニティを訪問してきました。
バジャウ族体験ツアーに参加しました
SM SEA SIDEで待ち合わせ
(セブ島のショッピングモール、SM SEA SIDE)
(SM SEA SIDE前のモニュメント)
この四角いモニュメントが今日の待ち合わせ場所です。颯爽と駆けつけてきた松田くん。ここからタクシー・バイクに三人乗りしてバジャウ族のコミュニティへ向かいます。初めてのるバイク・タクシーに少し緊張しますね…
SM SEA SIDEを出てすぐ左に曲がり、5分くらい後にある大きな交差点を右に曲がります。正味10分で入り口の村まで到着しました。ここをさらに奥まで進んで行きます。
村の入り口をまっすぐ歩いてこの赤い建物の右にある小道を進みます。
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入村からの写真集
(バジャウ族の村)
海の上に住居を構える彼らの生活スタイルは、我々日本人にとっては驚きの連続だと思います。まず家と家の間に一本の板を架けて渡ります。少しでも踏み外せば海に落ちてしまう恐怖と戦いながら、恐る恐る村の奥に進みます。
子供と関わることはどこの国へ行っても気持ちが和みますね。
(松田大夢くんの家)
ここが松田大夢くんの自宅です。表札に”松田大夢”って書いてあるからめっちゃわかりやすい。家の前では犬・アヒル・ヤドカリなど様々な生き物を育てていました。
彼の家を出るとそこはゴミの浮く海面。なぜこのような現状になってしまったかというと、冒頭のショッピングモールをはじめとする大型商業施設建設などの都市開発を進めてきたセブ島南部では、工業排水などの行き場がなくなり、バジャウ族の暮らす地域に流れ込んできてしまったのだそう。
海で”海ぶどう”を採取
このような足場の道を迷路のように右へ左へ進み、船場へと向かいます。
ここに住む人たちは自分たちの食べる魚を、海からとってきます。
わたしも海へ飛び込みヒトデをゲット!
彼らが海に潜るたび魚・ウニ・貝・海ぶどうなどが次々と増えて行きます。とれたて天然の海産物をいただきました。
ニワトリを絞めていただきます
実際にニワトリを絞める場面を見学していたんですが色々と規制がありそうなので写真は自粛しておきますね。実は大夢くんの自宅前で買っていたニワトリは食べるために飼っていたのですね。その場で締めて、血抜きをします。
まるで気分は海辺で休日BBQです。
目の前で絞めてさばいた鳥をその場で揚げて食べる。出来上がった料理ばかりを食べていたら味わえない感慨深さがありました。にしてもうまかった。
バジャウ族の女性と結婚した彼のいまと今後
(大夢くんとシャイマさん)
セブ島では主にキリスト教が信仰されていますが、バジャウ族はイスラム教徒がほとんどだそうです。彼が昨年経験した結婚式の様子も動画で見させていただきましたが、夜通し踊ったり、アルコール類を飲みまくったり、なんとなくウズベキスタンで経験したものと似ているような印象を受けました。
▼ウズベキスタンの片田舎の結婚式で踊りまくりました。
【結婚式】ウズベキスタンの片田舎で結婚式に参加してみた。 – YUJImedia.com
彼が今目指しているのは、海での仕事がなくなりつつあるバジャウ族たちに雇用を与えることだそうです。バジャウ族が得意とするフィールドは海の生活。ではその特技を活かした仕事を生み出すことはできないだろうか、そう考えて企画・実行しているのが、今回我々が参加したようなツアーとそのガイドなんですね。
彼はもともとNPO法人の活動でバジャウ族の人たちのサポートをしていたそうです。それが気がつけばそのコミュニティに入り込み、内側から彼らの生活を変えようとしている。なんだか彼の姿を見ていると、自分の協力隊経験なんて大したことないなぁと感じてしまいます。
そして大夢くんが今考えている企画が”バジャウ族の村にゲストハウスを作ること”だそうです。将来的には”セブ島留学”ならぬ”バジャウ留学”なども視野に入れているそう。まじ行動力の塊で応援したくなる。こんなにワクワクさせてくれる青年は久しぶりに会いました!
▼3,000円から支援が可能です。
セブ島のバジャウ族の村にゲストハウスを建てたい! – CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
気になる彼の収入源
途上地域での生活はとても魅力的ですが、気になるのはその収入源です。わたしもそんな生活をして見たいと憧れを持つのですが、どうしてもネックになってしまう収入の問題。 生活コストのかからない地域に住んでいればその額は少なくてもいいかもしれません。大夢くんにそのことについて聞いて見たところ、ある企業がスポンサーになってくれているようです。
それがオンライン英会話サービスを提供する”Native Camp”です。以前にTwitter上で見かけたことのある会社だったので、スポンサー契約をしていることに驚きです。この企業から毎月生活に必要な最低限の金額を支給されているとのこと。なるほど、こういう方法もあるんですねぇ。
▼最近何かと話題のNative Campへのリンクはこちら。
オンライン英会話のネイティブキャンプ!英会話7日間無料トライアル開催中
今日のまとめ
初めてのバジャウ族コミュニティでの体験を記事にしました。写真や動画を色々と使って見ましたが、はっきり言ってこの魅力は実際に体験しないとわかりませんよ!気になる人はぜひ大夢くん本人と連絡をとって見てください。
■バジャウ族の生活体験ツアー
参加費:1300ペソ(約2,500円)、入村料含む
ツアー時間:約6時間
ツアー内容:バジャウ族コミュニティ見学、海ぶどう狩り、スタッフの手作り料理、ココナッツ・ワイン、音楽鑑賞
なおツアーの参加費は全て村の生活費として使われるそうです。
▼クールそうに見えて、ただただ熱い男・大夢くんのブログはこちら。
【驚愕】松田大夢がセブ島で一緒に生活してる『リアル半魚人バジャウ族』って何!? セブ島のバジャウ族のその実態とは – ?松田大夢のクソバカ地球滞在記?
最後までお読み頂きありがとうございました。
これであなたもバジャウ族。
■更新履歴
2017年6月10日
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