【青年海外協力隊】元・協力隊員が全力で語る、開発途上国で暮らすことの3つの魅力。

協力隊のあれこれ

アッサローム・アライクン、YUJI( @sugisshu )です。

青年海外協力隊に参加すると日本での訓練を終えたあとに、2年間の期限付き開発途上国生活が待ち受けています。

「途上国で暮らすのは大変そう……」 

と地団駄を踏んでいるあなたもこの記事を読めばきっと現地での生活に魅了されるはずです。

今日はわたしが感じる”開発途上国で暮らすことの魅力”を3つ紹介したいと思います。

はじめに

わたしは2015年から2017年までの2年間、中央アジアのウズベキスタンで活動していました。帰国後もいくつかの開発途上国と呼ばれる国へ渡航し、現地の生活を経験してきました。

ぶっちゃけた話ですが最初は途上国での生活にめちゃくちゃビビってたんです。言葉をはじめとして文化的な部分もよくわからないし、同じ訓練生たちはめちゃくちゃ優秀な人たちばかりだし。語学訓練が思うように進まず、半ベソかきながら母親に電話したことも……(笑)

そんなわたしですが、ウズベキスタンから帰国したいまでは「全国民が開発途上国での生活を体験すべき!」と触れ回っています。まるで手のひらを返したように華麗なポジションチェンジです。

日本での生活はね、恵まれ過ぎているんですよ。

電気や水が止まることは災害がない限りありえないし、食事はどこへ行っても大抵うまい。こんなに恵まれた環境で暮らしていて、あたかも世界のことを知ったつもりでいるんです。(煽りました)

わたしはね、ウズベキスタンでの2年間はほんとうに自分を成長させてくれたと思っているんです。生活インフラが整わなくてストレスがたまったり「こんな国に二度と来ない!」なんて言っていたこともありました。

結局半年経たずして再訪したんですけどね……(笑)

今日はこの場を借りて”わたしが感じる開発途上国で暮らすことの3つの魅力”を語っていきたいと思います。

開発途上国で暮らすことの3つの魅力

さてではここから”開発途上国で暮らすことの魅力”を3つ上げていきたいと思います。

何もかもが新鮮である

あなたは普段仕事や学校などで疲れて、気分を変えたくなったら何をしますか?

携帯ゲームをやったりちょっと遠くのレストランに行ったり、はたまた友人とカラオケを嗜むなんてひともいるかもしれませんね。それらのことに共通するのって”環境を変えること”なんです。場所を変えることで人間は気持ちがポジティブになります。

そう、途上国で暮らすのはこの極地と言えるわけです。

日本はどこでもたいてい安全で、食べ物も美味しい。観光やレジャーにも事欠かない。働いてお金を稼ぐのは大変だけどそこには充実感もある。いきて暮らしていくだけならこんなに恵まれた国はほかにないのではないでしょうか。

しかしこれはひねくれた考え方をすると”人生のレールを走らされている”とも言えませんか?

開発途上国で暮らすと毎日のように難題が降りかかってきます。

水やガスがないことなんて日常茶飯事ですし、現地のひととの衝突も避けては通れないでしょう。「ここなら衛生的だし安全!」と思ってはいったレストランで食中毒になるなんてこともあるあるです。

なんていうか、全部が新鮮なんですよね。

日本でずっと暮らしていたらこんな目に合わないだろ!と思うようなことが毎日起こります。わたしなんて趣味のダンスクラブでの練習が功を奏して、テレビ出演も果たしましたし。こんな経験日本じゃ絶対ないと思うんですよね。

そしてその都度柔軟に対応していく能力が身につきます。

環境が変われば新しくやらなければならないこともたくさんありますから、人間関係、生活、仕事など全ての面で柔軟に対応していく必要があります。

日本を客観視できる

日本国内に長く住んでいるとなにやら閉塞感のような感情をいだくことはありませんか?閉塞感というより”枠にはめられた生活”と言い換えてもいいかもしれません。上述したようにレールの上を走らされているような……少なくともわたしはいつもそう感じていました。

いくつかの国を経験してきたのではっきりと書かせていただきますが、

日本って特異な国ですよ。

もちろんこれは良きにつけ悪きにつけなのですが、グローバルな視点から見たときにわやはり違和感は感じるわけです。生活もしやすくてなんでもできる環境が整っているのに、具体的な行動を起こす人があまりにも少ない。これはわたしがウズベキスタンに住み始めてから感じたことです。

”人生は何事もなさぬにはあまりに長いが、何事かをなすにはあまりに短い”

いつもこの考え方を持っていたいものです。

自分にとって大切なものがわかる

何も信じられるものがなくなったときに、ひとはどんな行動を取るのでしょうか?

わたしも自分の周りにある全てがイヤになり、自傷行為に近いことを何度かしました。幸いことは大きくならずに済みましたが、自分を見失ったときこそ底力が試されると思うんですよね。

いざとなったときに”お金”なんてなんにも役に立たないのです。

いくらお金があったとしても安全で健康な生活が約束されているわけではありません。

そもそも安全なんていうのは幻想でしかない。

毎日のように北朝鮮のミサイル発射が報道される世の中では、日本よりウズベキスタンの方が安全とも捉えられるわけです。治安がいい=安全であるとは言い切れないんです。

少し話が逸れてしまいましたが、物資がないと自分に大切なものがなんなのかわかります。わたしにとってのそれは”助け合える友人の存在”でした。

日本の外に出て日本の良さをしる、そんな経験にもなるでしょう。

国際協力に参加することは難しくない。

よく「YUJIは途上国に行って国際協力をして、すごいよね!」といってくださる方がいます。しかし、ハッキリ言いますと国際協力に参加することは難しくないです。

わたしが参加していた”青年海外協力隊事業”は近年志望者が減少していますし、職種によっては倍率も1.2〜1.3倍程度です。地元の企業の就職試験でもだいたいこれくらいなのではないでしょうか?そう考えると、国際協力の入り口は思ったほど狭くないんですよね。

ただし、それを継続することやカチッとした仕事にするのはまた別の話で、これはめちゃくちゃ難しいし、タイミングが全てです。だから国際協力の入り口として青年海外協力隊を選択することは、わたしとしては是非オススメしたいです。

今日のまとめ

以上が”元・協力隊員が全力で語る、開発途上国で暮らすことの3つの魅力。”でした。

最後にもう一度まとめておきますね。

■開発途上国で暮らすことの3つの魅力

何もかもが新鮮

日本を客観視できる

自分にとって大切なものがわかる

最後までお読みいただきありがとうございました!

コレであなたも途上国在住者。

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