【青年海外協力隊】2年前に派遣前訓練で学んだ6つの講座を派遣後のいま振り返ってみる。【☆★講座レビュー付】

協力隊のあれこれ

アッサローム・アライクン、YUJI(.@sugisshu )です。

青年海外協力隊の派遣前訓練では通常の学校教育ではまなぶことのできない様々な知識を得ることができます。それは日本を代表する人材として、開発途上国に派遣できる人材を育成するため、そして自分の身を守るためだといえるでしょう。

この記事では2年間の任期が終了し日本に帰ってきたいま、当時の特に印象的だった講座をいくつか振り返ってみたいと思います。

はじめに

青年海外協力隊の二次試験に晴れて合格したひとは任国へ派遣されるまでのあいだに「派遣前訓練」というものに参加することになります。この訓練には語学学習だけでなく現地生活や活動を円滑にするための講座が含まれており、日常生活を送っていたのでは得られない情報をたくさん得ることができます。

今回の記事では特に印象的だった講座について以下の4点を振り返ってみます。

①講座名

②講座を受けたときの感想(2015年時点)

③実際に2年間が終わっての感想(2017年時点)

④☆★講座レビュー(5つ星採点)

それでは続けてお読みください。

野外訓練

講座を受けた直後の感想(2015年時点)

”野外訓練”と銘打たれたこの講座。10人前後のチームを組んでその中で役割を決めて2日間生活するというもの。そこにはただ生活するだけでなく様々な条件が課されます。例えば”携帯電話使用禁止”はもちろんのこと”各チームに配布される金額はバラバラ”などがありました。

想像できるこの講座の意図は

「家・物資・電気・食料・水がない途上国の暮らしを体験する。」

というものだと思います。

とにかく過酷です。

我々4次隊は冬場の訓練であったため屋内の“森のステージ”で寝袋を使用して寝泊りをし他のですが夏場は外でキャンプをするようです。

限られた食料の中で生活するのでチームで協力しないと2日間まともな食事にありつけないことも……

2年間を終えての感想(2017年時点)

2年前の当時は過酷だと思っていた”野外訓練”でしたがいま振り返ってみると「役に立つ訓練」だったなと思います。ウズベキスタンの生活でもガスが来なくて暖を取れないという日があり、野外訓練の内容をそのまま活用したわけではありませんが、日本での訓練の様子を思い出しながら過ごしていました。

また火のないところで食事を作るというのも生活インフラの安定しない地域では必要なことだと思います。なんといっても生活インフラのととなわないなかで、話したこともないひとと信頼を深めていくプロセスが非常に面白かった。

講座レビュー

☆☆☆☆☆

婦人科講座

講座を受けた直後の感想(2015年時点)

自由参加の講座でした。通常の学校生活で男性の多くは聞く機会の無かったであろう女性の生理・妊娠と女性器のしくみや、派遣後に注意をしたい性に関する事項について専門医の解説を聞くことができる。

2年間を終えての感想(2017年時点)

当時自由参加の講座でしたがこれも受けてよかったなと思っています。通常学校教育(少なくとも2000年代前半)には「男子は自習時間です。」といわれ聞くことのできない内容だったので、大人になってこんな話を聴けるとは。

実際ウズベキスタンに派遣されていたときにも何度か体調不良を訴える女性隊員のフォローをしたことがあり、その都度女性の体の仕組みについて考えることがありました。その意味でも多くの男性候補生たちにも受けてほしい講座のひとつです。

(いちおう医療隊員なので悪しからず)

知識の幅が広がる良い講座でした。

講座レビュー

☆☆☆☆☆

所外活動

講座を受けた直後の感想(2015年時点)

平日講座の時間に、幼稚園・高齢者介護施設・農家などへボランティアとして駒ヶ根市内へ手伝いに行く講座です。各種講座で得た知識や技術を地域住民に還元する目的で実施されます。

私は近隣幼稚園が担当になりました。高齢者施設で高齢者とかかわることは多かったのですが小さな子どもと接することはほとんどありませんでした。なので普段接することのない子供たちとのふれあいは、とても楽しい時間でした。

2年間を終えての感想(2017年時点)

ウズベキスタンの2年間を終えたいまこの”所外活動”も良い経験だったなと感じております。何といっても知識をすぐに実践で使えるところが素晴らしい。訓練中に得られる膨大な知識をそのままにしておくのではなく実際に地域社会で使っていく。国民の税金によって賄われている我々の協力隊事業をうまく還元している講座だったと思います。

また本来の活動とは違った場所に関わるということも、通常の日本社会ではなかなかできない経験でしょう。企業や会社に就職したらそこでの仕事しかしないのが一般的。特に医療者なんて病院や医療機関しか活躍の場はありませんからね。

「本業以外にも全力を尽くす。」ことのできる体験でした。

講座レビュー

☆☆☆☆☆

自主企画講座

講座を受けた直後の感想(2015年時点)

語学講座や一般講座とは別の時間を使って訓練生同士で学び合う”自主企画講座”も代表的なひとつです。訓練生は多方面にわたる専門知識を持つ人材が集まっており、途上国で役に立つ情報や知識・技術をお互いに教えあっていました。

印象的だったのは”合気道”の隊員が企画する「途上国で襲われたときの護身術」です。わたしは参加できなかったのですが、参考になったと大好評だったようです。

わたしも自主講座を企画しようとしましたが語学学習に追われて企画することができず……

2年間を終えての感想(2017年時点)

この自主企画講座は訓練生全員に一度は参加してもらいたい企画です。 というのも派遣された地域によっては毎週のように自主企画をさせられる場合もありますし、自分の専門分野であれば、日本で型を作っておけば派遣されたあともそれらを使ってプレゼンなどすることもできます。

2年間のなかでも使うことはありますし帰国後もここで培われた企画力は必ず活用場面があるはずです。積極的にトライしてみましょう!

講座レビュー

☆☆☆☆☆

地球のステージ

講座を受けた直後の感想(2015年時点)

桑山紀信氏による途上国の動画紹介と、桑山氏自身が映像に合わせて歌をうたう。途上国で生きる人々の心の強さと、笑顔のまぶしさを感じることができる。

個人的に一番好きな講座でした。

2年間を終えての感想(2017年時点)

桑山氏は青年海外協力隊事業だけではなく様々な分野で活躍しており、わたしも地元である北海道にもなんども公演にきているようです。テレビなどの飾られたメディアではなく、こうして生の情報や写真をみて現地の様子を知ることのできる良い機会ではないでしょうか。

地球のステージ

講座レビュー

☆☆☆☆★

体力テスト・スポーツ大会

講座を受けた直後の感想(2015年時点)

候補生たちはみななにかの委員会に所属します。わたしの所属していた”体育委員会”の主導で行われたスポーツ大会は、訓練生活序盤に行われたため、大会終了後には「班員と仲良くなれた」と好評をいただけました。

ちなみに体育委員会の役割はほぼこのスポーツ大会で終了となります。そのほかには毎日のラジオ体操で見本をみせることや健康管理の相談を受けることなど。

2年間を終えての感想(2017年時点)

これも大切な講座でしたね。わたしは運動を専門としているのでその重要性については身にしみて理解しているつもりでしたが、この講座を経験することで「病人だけではなく健常人も運動を継続しないと不調をきたす」ということがわかりました。

途上国で過ごす2年間では、運動を継続することが難しいのです。

講座レビュー

☆☆☆☆★

今日のまとめ

以上が”派遣前訓練で学んだ現地で使える6つの講座を振り返ってみる。”でした!

いま考えてみると当時「大変だなー、きついなー」と思っていた講座はその後ウズベキスタンの生活に十分に生かされていました。ここで明確な結果が得られなかったとしても一度訓練しているんだ、という自信がつきます。

この感覚って現地に行ってから自覚するものだと思うので、訓練生のみなさんは安心して目の前にあるタスクをひとつずつこなして行ってくださいね!

最後に今日のまとめをして終わりたいと思います。

■6つの講座まとめレビュー

野外訓練☆☆☆☆☆

婦人講座☆☆☆☆☆

所外活動☆☆☆☆☆

自主企画講座☆☆☆☆☆

地球のステージ☆☆☆☆★

体力テスト・スポーツ大会☆☆☆☆★

▼2年間の隊員生活を終えたときに受け取れる金額をまとめました。

最後までお読みいただきありがとうございました!

これであなたも協力隊員。

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