アッサローム・アライクン、YUJI( @sugisshu )です。
2015年から2年間、青年海外協力隊員として中央アジアのウズベキスタンで活動して来ました。2017年3月に任期満了にて帰国し、現在は実家のある北海道に滞在しています。
当初感じていた本邦の印象は、街中には警察が多く、地下鉄やJICA事務所に入るとき必ず所持品チェックを受けるということ。そのためか犯罪や暴動もなく街も整然としており、治安が良い、というかおとなしい国という印象だ。
旧ソ連からの独立国であり町並みはどことなくロシア風、また親日家が多く日本人を歓迎してくれているように感じる。
ここで日本からウズベキスタンへ渡航するにあたり用意した所持品を少しご紹介しますね。
Contents
はじめに
青年海外協力隊員として途上国へ派遣されるにあたり、日本から持ち出せる荷物には重量制限があります。それはもちろん航空会社の規定によるものであり、重量を超過してしまった場合、超過料金を払う必要があります。
独立行政法人の手配する航空券ですからアライアンスの良いものを洗濯しており、その重量とはたいていの場合、
預け荷物:〜23.0kg
手荷物:〜10kg
だったと思います。
この手荷物制限に関しては派遣される各国によって違いがあるので必ず事前に確認してくださいね!
ではここからわたしが厳選した手荷物を紹介します!
Windows PC Let’s Note
まず全隊員にとっての共通の悩みが「どんなPCを持って行こう……?」ということではないでしょうか。耐久性の低いPCを持っていくと輸送中の衝撃や砂埃で故障してしまうかもしれません。
またMac OSではJICA提出書類が掲載されている「ボランティアポータルサイト」にアクセスできないため、わたしは赴任直前に中古でWindows PCを購入。
活動の上で必須であるOfficeソフトと外付けHD(1TB)を追加で購入したため、10万円をやや超える金額となってしまったが、事前準備金(9万円程度)が振り込まれるためそれで補填。
以下はオススメのHDDです!
是非赴任前に購入を!
Transcend USB3.0/2.0 2.5インチHDD ポータブルハードディスク 耐衝撃 M3シリーズ 1TB 3年保証 TS1TSJ25M3
- 出版社/メーカー: トランセンド・ジャパン
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iPhone6
続いて携帯端末です。これも必須ですね。
実はわたし、派遣前訓練の駒ヶ根へついた2日後に、それまで使っていたスマートフォンを壊してしまいました。正確には「突然機能しなくなった」のですが
”これはもしや途上国生活の模擬体験かもしれない……”
と、妙なポジティブシンキングになり、2週間ほど通信端末のない生活を続けていました。
そしていまは”ベルシャイン駒ヶ根”で購入したiPhone6をそのままウズベキスタンへ持ち込んでいる。
それまで使っていた電話番号はDOCOMOショップにて番号保管(月額500円×24ヶ月分)とし、当面はSIMなしで現地Wi-fiを使う予定。
なんとウズベキスタンの多くのホテルや喫茶店でフリーWi-fiが使えるんです。
時代ですねぇ。
日本で購入した通信機器はSIMカードを挿入していなくてもインターネットに繋ぐことができる。ウズベキスタンに限っては電波は微弱であるが……
iPod nano 16GB
ホテルでの自主学習中は好きなアーティストの音楽を聴きながら勉強している。
がしかしこれはいま振り返ってみると必要なかったかなぁと思っています。
そもそも日本の音楽ばかり聞いていないで現地の音楽を聞きなさいよ、と……
コンパクトデジタルカメラ
途上国とはいえ写真撮影は絶対にしたいですよね。
iPhoneのカメラじゃ心許ないかな……
そう考えてコンパクトデジタルカメラを購入しました。
ウズベキスタンにはサマルカンドやヒバ、ブハラなどの世界文化遺産がある。
帰国後報告会でつかえるように写真をたくさん撮ろうと思う。
なお、一眼レフ機を持ってきている隊員も多いが、重さがあるため移動の多いときには大変そう。
※追記:カメラ沼にハマってしまいました!
途上国の写真を綺麗な画質でおさめたい……
そんな欲求が飛躍して、
遠くの景色もキレイに撮りたい……
動画も撮らなきゃ……
と意味のない義務感に襲われて、短期間の間に、
赴任前:コンパクト・デジタルカメラ(3万円台)
↓
赴任中:SONY ミラーレス一眼レフ(7万円台)
↓
赴任後:Nikon 一眼レフ(6万円台)
と乗り換えています。
ここまで乗り換えたひとつの結論として、
途上国で使うには10万円前後のSONYミラーレス一眼機が最良!
でした!
理由は、やはりミラーレス一眼はコンパクトであることと軽量であること。そして余計な操作ナシでキレイな写真が撮れることです!オートで良い写真を撮れるというのは何かと便利!
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勉強道具(鉛筆、替え芯、シャープペン、のり、マジックペン、消しゴム)
現地の文房具はやや質が悪く、日本で売られているものに比べ使いにくい。
必要最低限のものをそろえました。
ウズベク語辞書(語彙本9000語)、語学訓練資料
これは派遣される国によるでしょう。
その国がマイナー言語使用国であった場合、簡単な教本がないと”詰んで”しまいますよ……
このウズベク語辞書自体はラテン文字で書かれています。
訓練所ではキリル文字を習うため慣れるのに時間がかかるかもしれないが、一冊辞書を持っていると安心ですね。
なお語学訓練資料は現地での買い物や活動に必要な、基本的な例文資料が配布される。
衣類、JICAジャケットなど
平成26年度4次隊は真冬に訓練を受ける。現地の気候も大まかにしかわからないため、春を越せる最低限の衣類にした。また機内持ち込み重量も21Kgと決まっている。
入国後に1~2週間滞在するウズベキスタンホテルには洗濯機がないため、汚れた衣類は手洗いで対応。
■ウズベキスタンに持っていった衣類一覧
JICAジャケット
H/Hのジャケット
スーツ上下
デニム×2枚
シャツ×2枚
下着上下×5枚
※JICAジャケットは2015年度1次隊から廃止となったそうです!
常備薬、粉末のポカリスエット、酔い止め
ウズベキスタンでは薬は売っており、医師の処方箋なしで購入できるようですね。
しかし品質は保証できないとのこと……。
できることなら体にあった日本製のものを用意したほうが無難。
また全隊員が一度はお世話になる粉末のポカリスエットも必携。
▼これは必須ですよ。
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血圧計、打鍵器、聴診器、角度計
これがないと仕事にならない。(笑)
今日のまとめ
以上が”機内持込の重量制限があるなかでわたしはコレを持っていった!”でした!
わたしは派遣前訓練修了時から一週間しか期間がなかったため、必要最低限で荷造り。
それでもJICA指定の重量20kgを超過していた。
うーん、これで2年間分を用意するのはなかなか厳しいような……
最後にもう一度まとめておきますね!
■途上国派遣前に 用意したいもの一覧。
PC
iPhone
カメラ
語学の教科書、筆記用具
常備薬
専門的な道具
なお現地JICA事務所宛に荷物を送ることもできるので、足りないものは日本から郵送してもらおう!
最後までお読みいただきありがとうございました!
これであなたも協力隊員。
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